水頭(読み)スイトウ

精選版 日本国語大辞典 「水頭」の意味・読み・例文・類語

すい‐とう【水頭】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 水のほとり。水辺。水上水畔
    1. [初出の実例]「琅玕半隠烟際、翡翠双眠水頭」(出典空華集(1359‐68頃)一・題扇面)
    2. [その他の文献]〔卓文君‐白頭吟〕
  3. 物理学および工学で、単位質量の流体がもつ機械的エネルギーの大きさを、水あるいは当該流体(液体の場合)の液柱の高さとして表わしたもの。静止している液体では液中のある点から表面までの高さであるが、運動している流体では速度による運動エネルギーを加算する。ヘッド。〔工学字彙(1886)〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「水頭」の意味・わかりやすい解説

水頭
すいとう
head

流体中の2点の高度差(流体の高さ)。流体に作用する圧力を流体の高さで表したものを圧力水頭という。流体の単位重量当りの運動エネルギーおよび位置エネルギーは流体の運動エネルギーおよび位置エネルギーを流体の高さで表すことになり、それぞれ、速度水頭および位置(高度)水頭という。圧力水頭、速度水頭、位置水頭の和を全水頭という。

[鮏川 登]

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普及版 字通 「水頭」の読み・字形・画数・意味

【水頭】すいとう

水辺。

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