摩する(読み)マスル

デジタル大辞泉 「摩する」の意味・読み・例文・類語

ま・する【摩する】

[動サ変][文]ま・す[サ変]
こする。みがく。
「奮然立ち上がって更に―・する腕の無念さ」〈一葉・うもれ木〉
ある線にすれすれになるほど近づく。迫る。接近する。「先人の塁を―・する」「天を―・する超高層建築物」

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精選版 日本国語大辞典 「摩する」の意味・読み・例文・類語

ま‐・する【摩・磨】

  1. 〘 他動詞 サ行変 〙
    [ 文語形 ]ま・す 〘 他動詞 サ行変 〙
  2. こする。する。みがく。とぐ。
    1. [初出の実例]「たとへば、三千大千世界の所有の地種を、たとひひとありて、磨(マ)(〈注〉スリテ)してもて」(出典:妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)三)
  3. こするようにする。せまり、近づくのにいう。
    1. [初出の実例]「此山が高て天を摩する心ぞ」(出典:両足院本山谷抄(1500頃)一)

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