撚糸文(読み)よりいともん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「撚糸文」の意味・わかりやすい解説

撚糸文
よりいともん

縄文土器にみられる文様一種。撚り紐を丸棒の軸に巻きつけた原体 (絡条体) を回転して施した文様。原体を回転しないで,そのまま土器面に押圧した文様を絡条体圧痕文と呼ぶ。なお関東地方の早期前半には,土器面を撚糸文あるいは縄文のみで飾る様式があり,撚糸文系土器と名づけられている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android