擂り粉鉢(読み)すりこばち

精選版 日本国語大辞典 「擂り粉鉢」の意味・読み・例文・類語

すりこ‐ばち【擂粉鉢・摺粉鉢】

  1. 〘 名詞 〙すりばち(擂鉢)[ 一 ]
    1. [初出の実例]「薬師御前御誕生、心太にぞ似たりける、すりこ鉢にさし入れて、榎のまたにぞ置きてける」(出典:米沢本沙石集(1283)五末)

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世界大百科事典(旧版)内の擂り粉鉢の言及

【すり鉢(擂鉢)】より

…口の大きな漏斗状の陶器で,内壁にこまかい縦の刻み目(おろし目)を一面に施し,中に食品を入れ,すりこ木を回転させて刻み目の上ですりつぶす。すりこ鉢,カガツともいい〈擂盆(らいばん)〉などとも呼ぶ。すりこ木はすり木とも呼び,〈磨粉木〉〈摺粉木〉〈擂槌〉などとも書く。…

※「擂り粉鉢」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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