支配階級論(読み)しはいかいきゅうろん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「支配階級論」の意味・わかりやすい解説

支配階級論
しはいかいきゅうろん

イタリアの政治学者 G.モスカの著作で,原題は『政治学要綱』 Elementi di Scienza Politica。 1896年刊であるが,1939年に"The Ruling Class"という題で英訳されてから『支配階級論』として知られるようになった。本書は科学的政治学の樹立を志し,客観的な社会的事実に基づいて政治社会の法則や傾向を見出そうとしたものである。その結果モスカは古代社会から民主主義社会にいたるまで,常に少数の支配集団が存在することを発見した。これがエリート理論の先駆となった。

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