攻合(読み)せめあう

精選版 日本国語大辞典 「攻合」の意味・読み・例文・類語

せめ‐あ・う ‥あふ【攻合】

〘自ワ五(ハ四)〙
① 互いに攻める。攻撃し合う。敵味方ともに討ち合う。
太平記(14C後)九「時の声天地を響かして攻(セメ)合けれ共」
囲碁で、攻め合いをする。
古今著聞集(1254)一二「そばにせめあふ石もなし。にげて行べき方もなし」

せめ‐あい ‥あひ【攻合】

〘名〙
① 互いに攻めること。攻撃し合うこと。交戦すること。
② 囲碁で、単独では生きていない石同士が死活をかけての戦いになった状態
※雑俳・柳多留‐四(1769)「せめ合に成ると石田はみなかけ目」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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