最新 地学事典 「放射性炭素濃度変化曲線」の解説
ほうしゃせいたんそのうどへんかきょくせん
放射性炭素濃度変化曲線
variation curve of radiocarbon content
地磁気双極子能率の年変化曲線から算出された大気中の14C濃度年変化。14Cは大気中で宇宙線によりつくられ,14C濃度に影響を与える宇宙線強度は地磁気双極子能率により影響を受ける。過去2,000年地磁気双極子は約60%にしだいに減少し,14C濃度は約3%増加。材による実測値はかなり一致をみる。14C濃度の変化のため,14Cによる年代測定値に補正を必要とする。気候変動によっても14C濃度は変化。また1,900年以後のdead carbon(非放射性炭素)の燃焼による約3%の14C濃度の滅少はSuess効果と呼ばれ,54年以後の原水爆実験により14C濃度は59年で約25%,63年以後はより急激に増えているという。
執筆者:石田 志朗
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

