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気候変動(読み)きこうへんどう(英語表記)climatic variation

知恵蔵の解説

気候変動

大気の平均状態である気候が様々な要因により、多様な時間スケール(例えば氷期と間氷期は約10万年周期)で変動すること。自然の要因には地球自転軸の傾きの変動、太陽活動の変化、火山噴火など、人為的な要因には温室効果ガスの増加、森林破壊などがある。科学的な気象観測が行われる以前の時代の気候を古気候といい、年輪や花粉、氷床掘削や海(湖)底堆積物などの分析から推定する。

(饒村曜 和歌山気象台長 / 宮澤清治 NHK放送用語委員会専門委員 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

大辞林 第三版の解説

きこうへんどう【気候変動】

長い年月の間に気候が変動すること。気候変化と同義にも使うが、気候変動は、時間スケールが短いものに使うことが多い。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

気候変動
きこうへんどう
climatic variation

気候変化とほぼ同じ意味で使われることが多いが、本来は年々~数十年で変動する気候の変動性(変動幅)を意味するclimate variabilityに対応する用語でもある。気温などの平年値は一般に30年間の平均値で表されるから、気候変動とは30年程度の平均値に有意な変化が生じた場合をさすという考え方もある。しかし、平均値に変化がなくても、標準偏差で代表されるような変動そのものの大きさ(変動性)に著しい変化が生じた場合には、気候変動がおこったと考えるべきである。たとえば、異常気象の多発傾向などは気候変動の一つの現れとみることができる。[三上岳彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の気候変動の言及

【気候変化】より

…長い地球の歴史の間に,たとえばある時代は暖かく,ある時代は寒くといったように,気候は波を描いて絶えず変化している。これを気候変化または気候変動という。これまでの研究によると,さまざまの気候変動の周期が示されている。…

※「気候変動」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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