放火癖(読み)ほうかへき(その他表記)pyromania

翻訳|pyromania

改訂新版 世界大百科事典 「放火癖」の意味・わかりやすい解説

放火癖 (ほうかへき)
pyromania

19世紀初期には,放火そのものが目的の放火を繰り返す特殊な精神病の存在が考えられていた。たとえばオジアンダーF.B.Osianderは放火欲は脳の侵襲による疾病の結果だとし(1813),メッケルJ.F.Meckelは放火本能を提唱した(1820)。しかしその後E.クレペリン(1886)やK.シュナイダーらによりこれらの説は否定され,現在では放火癖という言葉は,小児期,酩酊時,性欲亢進時,欲求不満時などの場合や,悪戯的・破壊的衝動などから生ずる頻回の放火に対して用いられることが多い。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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