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精神病 せいしんびょう psychosis

翻訳|psychosis

7件 の用語解説(精神病の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

精神病
せいしんびょう
psychosis

精神障害の総称であるが,精神医学の専門家の間ではもう少し限定して用いる。1つの考え方では,病的な精神現象の背景に身体的変化の確認ないしは想定ができる場合をいう。したがって,心因反応神経症人格障害は除き,知的障害も別の概念で取扱う。

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デジタル大辞泉の解説

せいしん‐びょう〔‐ビヤウ〕【精神病】

精神の病的な状態の総称。外傷・疾病などによる外因性のものと、遺伝・体質などによる内因性のものとがある。統合失調症躁鬱(そううつ)病など。→精神障害

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百科事典マイペディアの解説

精神病【せいしんびょう】

一般には精神の異常ないし病的状態の総称。狭義には上記の定義から,精神発達遅滞性格異常神経症などを除き,人格の変化や不統一などを呈して精神の全体的異常状態にあるものをさす。
→関連項目境界例公費負担医療情緒障害心神喪失精神科電気ショック療法パラノイア老人病

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栄養・生化学辞典の解説

精神病

 厳密な定義はなく,一般に精神障害のうち重症のもの.

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世界大百科事典 第2版の解説

せいしんびょう【精神病 psychosis】

精神の異常ないし病的状態は人類の歴史とともに古い。古代ギリシアローマの時代にはすでに,〈神聖病〉と呼ばれた癲癇(てんかん),黒胆汁の過剰によると説明されたメランコリア,狂乱状態を示すマニア,子宮(ヒュステラ)が体内で動き回る婦人病としてのヒステリーなどが知られていた。これらが〈精神病〉という総称のもとに体系化されるのは,精神医学がやっと自立の活動をみせる19世紀になってからで,〈精神病Psychose〉の語も1845年にウィーン大学のフォイヒタースレーベンE.von Feuchterslebenがその著《心の医学の教科書》で初めて使ったとされる。

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大辞林 第三版の解説

せいしんびょう【精神病】

精神障害のうち、主に内因性のものをさす語。統合失調症・躁鬱そううつ病など。 → 精神障害

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

精神病
せいしんびょう
psychosis

精神に異常をきたした状態を総称して精神障害とよぶが、そのなかの一部をとくに精神病とよぶことがある。したがって、精神病は精神障害よりは狭い概念である。具体的にどのような精神障害を精神病とよぶかについてはかならずしも一致した見解があるわけではなく、大きく分けて次のような二つの立場がある。
 その一つはドイツ語圏の考え方で、脳が直接、間接に侵されて現れる精神障害を精神病とよぶとするものである。すなわち、脳の血管障害、脳の感染性の疾患、頭部外傷などによって直接脳に障害が加わって精神症状が出現する場合(脳器質精神病)や、内分泌疾患、代謝疾患や腎臓(じんぞう)や肝臓など内臓臓器の障害などの身体疾患に罹患(りかん)した結果、脳が間接的に障害された場合に出現する精神障害(症状精神病)がそれにあたるが、そのほかに統合失調症、感情障害(そううつ病)などをあわせて精神病とよぶ考え方である。この立場からすると、心理的原因や環境、性格的な問題で症状が出現する神経症や心因反応などは精神病からは除外される。
 もう一つは精神障害の重いものを精神病とよぶとする立場である。すなわち、幻覚や妄想が強かったり、強い興奮やうつ気分、活動性の亢進(こうしん)、精神運動の抑制などにより周囲との接触が失われたり、人格の変化がもたらされたり、現実検討の能力が失われたり、社会適応の障害があったり、病識を欠いていたりといった、どちらかといえば重症の精神障害を精神病とよび、程度の軽いものを神経症などとして精神病から除く立場である。国際疾病分類(ICD)はおおむねこの立場をとっているが症状の重さはときには判定しがたく、神経症でも強い反応を呈する場合には精神症状も激越のこともあり、両者の区別を症状の重症度で分けることはかならずしも容易ではない。一般には脳が直接、間接に、器質性あるいは機能性に障害され、幻覚、妄想、人格変化などの症状を呈する場合を精神病といい、内因性精神病、器質精神病、症状精神病などとよばれるものがこれに相当するといえよう。
 このような精神病の定義とは関係なく、「小児精神病」とか「アルコール精神病」などという呼び方が用いられるが、これらの多くは症状発現の年齢や症状を引き起こす物質や原因の名前を冠して名づけたもので、ときには「小児精神障害」あるいは「老年期精神障害」とよんだほうがよい場合もある。[山内俊雄]

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世界大百科事典内の精神病の言及

【狂気】より

…狂気とは,字義通りに解釈すれば〈気の狂っていること〉〈気の違っている状態〉を指し,こんにちの精神病一般と変わらなくなるが,精神病が近代医学により疾患として認知された学問的概念であるのに対し,狂気は学問的に規定される以前の広義の精神変調状態を漠然と総称する世俗的概念で,厳密な定義の対象になりにくい。そもそも狂気が治療すべき自然的な疾患としてでなく,なにかしら超自然的な事態として,または正気の人間には得がたいなにかをもたらしてくれる神聖な現象として人々から迎えられたことには,多くの根拠がある。…

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