救世円通(読み)クセエンツウ

デジタル大辞泉 「救世円通」の意味・読み・例文・類語

くせ‐えんつう〔‐ヱンツウ〕【救世円通】

観世音菩薩異称衆生済度しゅじょうさいどのため、さまざまな姿をとって世に現れ、その救いの働きが融通無礙ゆうずうむげであるところからいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「救世円通」の意味・読み・例文・類語

くせ‐えんつう ‥ヱンツウ【救世円通】

(「くせ」は「くぜ」「ぐせ」「ぐぜ」とも) 観世音菩薩の異称。この菩薩は、衆生済度のためにさまざまな姿をして世に現われたため、また、円融無碍(えんゆうむげ)であるところからいう。
読本・松染情史秋七草(1809)四「石に名を書く亡魂(なきたま)を導き給へ。救世円通(グセヱンヅウ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android