山川 日本史小辞典 改訂新版 「教王護国寺両界曼荼羅」の解説
教王護国寺 両界曼荼羅
きょうおうごこくじりょうかいまんだら
日本最古の彩色両界曼荼羅。伝真言院曼荼羅の名で知られるが,東寺西院に伝来したとみられる。諸尊は西域風の強い隈取(くまどり)によって異国的に表現され,中国晩唐期の様式を模写する。円珍が唐から請来した曼荼羅とのかかわりが説かれる。金剛界は縦187.1cm,横164.3cm。胎蔵界は縦185.1cm,横164.3cm。国宝。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報