整合貫入岩体(読み)せいごうかんにゅうがんたい(その他表記)Concordant intrusion

岩石学辞典 「整合貫入岩体」の解説

整合貫入岩体

貫入岩の接触面が,貫入された周囲岩石の地層面や片理などの地質構造に平行なもの.このような貫入岩体にはシル(sill),餅盤(laccolith),盆盤(lopolith)などがある.全体の形をつかむのが難しいことが多く,特に深部のものでは困難である.適合岩体(conformable intrusion),非独立性貫入(non-autonomous intrusion)[Polkanov : 1946],調和的岩体(concordant intrusion),調和的貫入(concordant intrusion)と同じである.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android