貫入岩(読み)かんにゅうがん(英語表記)intrusive rock

デジタル大辞泉の解説

かんにゅう‐がん〔クワンニフ‐〕【貫入岩】

マグマが地殻中に貫入してできた火成岩。深成岩が多いが、半深成岩もある。迸入岩(へいにゅうがん)。

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岩石学辞典の解説

貫入岩

十分に移動性があり貫入した岩石で,火成岩を含み,同様に特定の岩塩堆積物や粘土を含んでいる[Dar-win : 1844, Geikie : 1858, Read : 1948].

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大辞林 第三版の解説

かんにゅうがん【貫入岩】

既存の岩石または地層にマグマが貫入してできた火成岩。 ⇔ 噴出岩

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

貫入岩
かんにゅうがん
intrusive rock

マグマが地表に噴出せず、地殻内部に貫入して生じた岩石の総称。しかし、実際には、比較的粗粒な火成岩のことをいうことが多く、深成岩と半深成岩とを含む。どちらかというと岩石学的な概念というよりは、地質学的な概念といえる。いろいろな貫入岩体をつくるが、岩体の全部あるいは縁部は急冷のため細粒になっていて、組織上は噴出岩と同じである。このような部分の岩石は、貫入岩体の一部ではあっても、貫入岩に数えないことがある。
 典型的な貫入岩は深成岩であり、花崗(かこう)岩、閃長(せんちょう)岩、閃緑岩、斑糲(はんれい)岩などを含む。粗粒であって、主成分鉱物を肉眼で識別できることが多い。鉱物の定向配列による流理構造のみられることもあるが、一般には無方向、塊状である。顕微鏡下にみられる組織は完晶質かつ等粒であり、ほぼ同じ大きさの造岩鉱物からできていて均質である。噴出岩によくみられる空孔などはまったくない。なお、まれには長石類のやや大きな結晶を含み斑状となることもある。
 岩脈やシルsillの中心部をつくる岩石は、貫入岩のなかではやや細粒で、斑状構造や流理構造を示すことも多いが、顕微鏡下の組織はやはり完晶質であって、ガラス質部分や空孔はまったく認められない。いわゆる斑岩類や粗粒玄武岩(ドレライトdolerite)がこれに含まれる。[橋本光男]

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