敷き並ぶ(読み)シキナブ

デジタル大辞泉 「敷き並ぶ」の意味・読み・例文・類語

しき‐な・ぶ【敷き並ぶ】

[動バ下二]広く統治する。一面に従える。
そらみつ大和の国はおしなべてわれこそ居れ―・べてわれこそいませ」〈・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「敷き並ぶ」の意味・読み・例文・類語

しき‐な・ぶ【敷並】

  1. 〘 他動詞 バ下二段活用 〙 ( 「しき」は広く勢力の下におく意 ) 広く統治する。おしなべて治める。
    1. [初出の実例]「そらみつ やまとの国は おしなべて われこそ居れ 師吉名倍(シキなベ)て われこそいませ」(出典万葉集(8C後)一・一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android