そらみつ(読み)ソラミツ

大辞林 第三版の解説

そらみつ

( 枕詞 )
地名「やまと」にかかる。「日本書紀神武」に饒速日命にぎはやひのみことが大空から大和やまとの国を見たという伝承があるが、語義・かかり方未詳。 「 -倭やまとの国に雁こむと聞くや/古事記

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

そら‐みつ

国名「大和(やまと)」にかかる。語義、かかりかた未詳。
古事記(712)下・歌謡「かくの如 名に負(お)はむと 蘇良美都(ソラミツ) 大和の国を 蜻蛉島(あきづしま)とふ」
※万葉(8C後)一・一「虚見津(そらみつ) 大和の国は おしなべて 吾こそ居れ しきなべて 吾こそいませ」
[語誌](1)中古以降の和歌では、字足らずを忌避したので、四字の枕詞「そらみつ」は継承されなかった。復活するのは近世の国学系の歌人が万葉修辞を模倣してからである。
(2)語義およびかかり方については、(イ)空にそそり立ち満つ山の意からとする説、(ロ)「空御津」の意で大和は饒速日命が天磐船で空から降った津(港)であるからとする説、など諸説あるが、いずれも確実ではない。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

閻魔詣で

陰暦1月16日(初閻魔)と7月16日(大斎日)に閻魔堂に参詣(さんけい)すること。この日は地獄の釜(かま)のふたが開き、罪人が責め苦を免れると伝えられる。閻魔参り。《季 夏》...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android