敷智郷(読み)ふちごう

日本歴史地名大系 「敷智郷」の解説

敷智郷
ふちごう

和名抄」高山寺本・東急本ともに「国用渕字」とあるところからフチである。天平一七年(七四五)八月三日の仕丁送文(正倉院文書)に「野洲郡敷智郷戸主穴太野中史玉手戸口宿奈麻呂」とみえ、ほぼ琵琶湖対岸にあたる滋賀郡から穴太氏が進出していたことをも示して興味深い。淵字を用いた例に「後拾遺往生伝」の「錦延行者、近江国野洲郡淵郷住人」がある。庄園名としても淵庄(治安三年九月二三日「官宣旨案」御府文書ほか)、「和名抄」も「国用」と記すように一般的には淵字が多く用いられたようである。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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