敷詰める(読み)シキツメル

デジタル大辞泉 「敷詰める」の意味・読み・例文・類語

しき‐つ・める【敷(き)詰める】

[動マ下一][文]しきつ・む[マ下二]
すきまのないように敷く。「玉砂利を―・めた道」
敷いて、押さえつける。
「下なる敵の左右の手を膝にて―・め」〈古活字本保元・中〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「敷詰める」の意味・読み・例文・類語

しき‐つ・める【敷詰】

  1. 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]しきつ・む 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙
  2. 体の下に敷いておさえつける。上から圧迫する。
    1. [初出の実例]「下なる敵の左右の手を膝にてしきつめ」(出典:保元物語(1220頃か)中)
  3. すきまなくびっしり敷く。場所いっぱいに敷く。
    1. [初出の実例]「いはあなのうちには、かうらいべりのたたみをしきつめ、よきもののぐどもをかけならべ」(出典:御伽草子・あきみち(室町末))

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