日本大百科全書(ニッポニカ) 「文書管理」の意味・わかりやすい解説 文書管理ぶんしょかんり 文書処理に伴う事務の合理化を目的とする管理活動をいい、文書の作成、流通、および保存の一連の過程を効率化する活動を示す。ここでいう文書とは、組織体における正確な意思伝達と保存のために用いられる記録された書類で、帳票、通信文、規則類、契約書などが含まれる。文書管理を具体的に実施するには、〔1〕文書作成の基準の制定、文書の書式審査、浄書事務の集中処理制度、〔2〕通信文書の受発信事務の集中処理制度、メール・ボーイ・システム、〔3〕ファイリング・システム、などの諸制度を展開することが必要である。[玄 光男] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例