文書管理(読み)ぶんしょかんり

日本大百科全書(ニッポニカ) 「文書管理」の意味・わかりやすい解説

文書管理
ぶんしょかんり

文書処理に伴う事務の合理化を目的とする管理活動をいい、文書の作成、流通、および保存の一連過程を効率化する活動を示す。ここでいう文書とは、組織体における正確な意思伝達と保存のために用いられる記録された書類で、帳票、通信文、規則類、契約書などが含まれる。文書管理を具体的に実施するには、〔1〕文書作成の基準制定、文書の書式審査、浄書事務の集中処理制度、〔2〕通信文書の受発信事務の集中処理制度、メール・ボーイ・システム、〔3〕ファイリング・システム、などの諸制度を展開することが必要である。

[玄 光男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android