斉藤一寛(読み)サイトウ カズヒロ

20世紀日本人名事典 「斉藤一寛」の解説

斉藤 一寛
サイトウ カズヒロ

昭和期の仏文学者 早稲田大学名誉教授



生年
明治33(1900)年7月25日

没年
昭和53(1978)年4月16日

出生地
山梨県

学歴〔年〕
早稲田大学仏文科〔昭和2年〕卒

経歴
卒論「ラシーヌ悲劇」がフランス政府から表彰された。フランス語入門を著作、ゾラ居酒屋」を日本で初めて翻訳した。昭和9〜23年日本電報通信社に勤め、早大高等学院講師、早大講師ののち25年早大教授となり、35〜37年教育学部長。41〜43年理事を務め46年定年退職、名誉教授。47年昭和女子大学教授となった。著書に「フランス思想劇の成立」「舞台の鬼アントワーヌ」「フランス演劇発達史」のほか「坪内逍遥と比較文学」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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