斎つ桂(読み)ゆつかつら

精選版 日本国語大辞典 「斎つ桂」の意味・読み・例文・類語

ゆつ【斎つ】 桂(かつら)

清浄な桂の木。神聖で、神が降臨すると考えられる桂の木。一説に、枝が多く葉がしげり合った桂の木ともいう。
古事記(712)上「其の神の御門に到りましなば傍なる井の上に湯津香木(ユツカツラ)有らむ〈略〉香木を訓みて加都良(カツラ)の木と云ふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「斎つ桂」の意味・読み・例文・類語

ゆつ‐かつら【斎つ×桂】

神聖で清浄なカツラの木。一説に、枝のたくさんあるカツラ。
「井のに―あらむ」〈・上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android