斎非時(読み)ときひじ

精選版 日本国語大辞典 「斎非時」の意味・読み・例文・類語

とき‐ひじ【斎非時】

  1. 〘 名詞 〙 ( 斎と非時とを合わせて読んだもの。「非時」は正午以後、食事をとることをゆるされていないことをいうが、別に漿果のようなものは非時薬としてゆるされているところから ) 僧家で食事のこと。また、法事などで僧に供する食事のこと。
    1. [初出の実例]「修行者とも、時非時(トキヒジ)なんとさばくりてかよふしけるに」(出典:米沢本沙石集(1283)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android