斯は(読み)かくは

精選版 日本国語大辞典 「斯は」の意味・読み・例文・類語

かく【斯】 は

  1. ( 「は」は助詞 )
  2. 「かく(斯)」に提示の意を加える。このようには。こうは。
    1. [初出の実例]「ゆくひともとまるもそでのなみだがはみぎはのみこそゐれまさりけれ、となんよめる。かくはいふものか」(出典:土左日記(935頃)承平五年一月七日)
  3. こうして。すなわち。
    1. [初出の実例]「しからば王の寿命天地とともに等しく、国豊に民安かるべし。かくは験を見給へ」(出典:読本・椿説弓張月(1807‐11)続)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android