斯まで(読み)かくまで

精選版 日本国語大辞典 「斯まで」の意味・読み・例文・類語

かく【斯】 まで

  1. このようにまで。こんなにまで。
    1. [初出の実例]「かくまて、さばかりの心がまへもまねび侍るに、世人やいかにとこそはばかり侍れ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)澪標)
    2. 「ああ、小を積みて怠らざるの力は、かくまで大なるものかな」(出典:尋常小学読本(1887)〈文部省〉六)

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