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新世代の電池 しんせだいのでんち

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知恵蔵2015の解説

新世代の電池

金属を使わない新世代電池として「ブドウ糖電池」が実用化段階に入っている。電池切れになっても、スポーツドリンクを注入すれば発電する手軽さと、廃棄物を出さず環境に優しいバイオ電池として期待されている。ソニーは、2007年8月に、「ハイブリッドブドウ糖電池」でパッシブ型バイオ電池での世界最高出力を達成し、実際に携帯音楽再生機を動かすことに成功したと発表した。 ブドウ糖電池は、ブドウ糖を分解する酵素と電子伝達物質を固定化した電極をマイナス極に、酸素を還元する酵素と、電子伝達物質を固定化した電極をプラス極とし、これをセパレーターで挟んだ構造になっている。マイナス極でブドウ糖水溶液を酸化分解し、電子と水素イオンを取り出し、プラス極では電子と水素イオンによる還元反応で水を生成する、という電子化学反応で発電する仕組み。炭水化物であるブドウ糖は、植物が光合成で合成するため地球上に豊富に存在し、再生産が可能なエネルギー源。将来的に発電出力が高まり、コスト面の競争力も担保できれば、実用範囲もさらに広がる可能性を秘めている。

(森岡英樹 金融ジャーナリスト パラゲイト・コンサルタンツシニア・リサーチ・アソシエイツ / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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