新参町(読み)しんざんちよう

日本歴史地名大系 「新参町」の解説

新参町
しんざんちよう

[現在地名]上田市大手おおて一丁目・二丁目

上田城本丸の東にある二の丸橋から、内曲輪を通り追手口に至る武家屋敷町。新参者を住まわせたと伝えるが、仙石氏時代、寛文九年(一六六九)頃の古地図(「成沢史料」「緑川史料」上田市立博物館蔵)によると、仙石靭負(一千二〇〇石)、岡部長左衛門(三五〇石)ほか三〇〇石の家臣の屋敷が四軒、そのほか二〇〇石、一〇〇石級の屋敷が軒を並べる。松平氏時代、享保一〇年(一七二五)の地図には「追手通」、文化四年(一八〇七)上田城下図(「倉沢史料」上田市立博物館蔵)及び明治一一年(一八七八)上田市街図には「進参町」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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