新場橋
しんばばし
本材木町三丁目と楓川対岸との間に架されていた橋。寛文新板江戸絵図には本材木町三丁目から楓川を船手頭小浜孫三郎の屋敷前へ渡す名のない橋が描かれている。この橋は明暦三年(一六五七)の新添江戸之図にはなく、明暦大火直後の万治元年(一六五八)から寛文新板江戸絵図板行までの間に架けられたと思われる。「御府内備考」は中橋とし、海賊橋の南方、榑正町と塗師町との間で楓川に架す橋で、小浜橋とも称すると記している。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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