デジタル大辞泉 「越中」の意味・読み・例文・類語 えっちゅう〔ヱツチユウ〕【越中】 旧国名。北陸道7か国の一。現在の富山県にあたる。越こしの国を天武天皇の時代に3分して成立。古称、こしのみちのなか。「越中褌ふんどし」の略。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「越中」の意味・読み・例文・類語 えっちゅうヱッチュウ【越中】 [ 1 ] 北陸道七か国の一国。天武天皇のとき、越国(こしのくに)が三分されてできた。鎌倉時代は比企・名越氏が守護となり、室町時代は畠山氏の所領。その後豊臣秀吉が支配し、江戸時代は富山藩前田氏の領有となる。廃藩置県後、富山県ついで新川県となり、一時石川県に合併されたが、明治一六年(一八八三)富山県が再び置かれた。[ 2 ] 「えっちゅうふんどし(越中褌)」の略。[初出の実例]「さる者絹三尺もとめ、はだの帯にいたし、絹の下の帯をよろこびありく。さる人とはれけるは、かがかとといければ、いや、ゑっ中といふた」(出典:咄本・露新軽口ばなし(1698)五) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例