新小轡村(読み)しんこぐつわむら

日本歴史地名大系 「新小轡村」の解説

新小轡村
しんこぐつわむら

[現在地名]茂原市新小轡・東郷とうごう

本小轡村の西に位置し、西端南部を阿久あく川が南流する。初めは本小轡村とともに小轡村に含まれていた。寛永一七年(一六四〇)頃の高二七五石余、同年東金御鷹場新とうがねおたかばしん道の道代分として一三石余を引かれ、翌一八年より高二六二石余。慶長年間(一五九六―一六一五)は旗本佐久間領、寛永一七年より幕府領、寛文二年(一六六二)旗本大井領、元文三年(一七三八)大井領と幕府領の相給、天保(一八三〇―四四)初めは大井領、同一四年より大井領と鶴牧藩領の相給という(以上、藤乗家文書など)。寛文三年当村と本小轡村との間でいずれが地元かと秣場入会について争論があり、地元一体および双方入会と決められた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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