日本歴史地名大系 「新撰増補大坂大絵図」の解説 新撰増補大坂大絵図しんせんぞうほおおさかおおえず 一三九・五×一二〇センチ 貞享四年林吉永刊解説 大坂三郷と町続きの近郊を描く。北は中津川北岸の村、東は平野川東岸まで。色彩は豊かで街衢は白地のため全体に明るく、大坂城天守閣は描かれない。貞享元年の淀川治水工事の結果を表すのが作製の主要な理由の一で、同年開削の新川、波除山の新川築山、新築地が描かれる。「古板大坂地図集成」所収。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報