日本歴史地名大系 「新桶屋町」の解説 新桶屋町しんおけやまち 山形県:米沢市米沢城下新桶屋町[現在地名]米沢市大町(おおまち)四―五丁目・桜木町(さくらぎちよう)川井小路(かわいこうじ)町の東、南北道に沿う東片側の職人町。脇町一三町の一。裏は松(まつ)川の河原。元和二年(一六一六)郡代平林蔵人の上申により、直江兼続が栄松(えいしよう)寺下屋敷に割出して成立した(同年「新桶屋町水帳」鈴木文書)。東寺(ひがしてら)町居住の桶屋だけでは需要を満たせなかったからと考えられる。寛文一二年(一六七二)の惣町軒数目録によれば軒数三六余、うち無役屋一七(桶役・藩の作事・川除普請などには出役)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報