新移民法(読み)しんいみんほう(その他表記)Immigration Reform and Act of 1986

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「新移民法」の意味・わかりやすい解説

新移民法
しんいみんほう
Immigration Reform and Act of 1986

外国からの入国を管理するアメリカ法律。 1875年以来たびたび制定されており,かつては 1924年移民法を代表例として移民を排除する目的のものが多かったが,65年移民法はすべての外国人を平等に受入れることを原則としている。 91年の改正では,94年まで移民の年間受入れ枠を 50万人から 70万人に拡大し,雇用移民の枠を 54,000人から 140,000人まで引上げた。これは労働力不足を解消するためと考えられているが,このために移民構成が複雑になり,92年4月のロサンゼルス暴動ではそれが表面化した。

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