新道合村(読み)しんみちあいむら

日本歴史地名大系 「新道合村」の解説

新道合村
しんみちあいむら

[現在地名]川口市道合

根岸ねぎし村の北に位置し、台地低地が入組んでいる。古くは道合村の内であったというが(風土記稿)、田園簿に村名がみえ、田二二石余・畑九石余。江戸時代を通じて幕府領であったと考えられる(田園簿・改革組合取調書など)検地は元禄八年(一六九五)に行われた(「風土記稿」など)。見沼領に属し、化政期の家数四(風土記稿)。紀伊徳川家の鷹場であった(享保一〇年「鷹場惣村石高控帳」会田家文書)。天保一三年(一八四二)の三道合村議定書(矢作家文書)によると、三道合(安行領道合・浦和領道合・新道合)村は古くからあらゆることを相談のうえ取決めて運営し、三道合村が一体であることを強調している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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