新長屋(読み)しんながや

日本歴史地名大系 「新長屋」の解説

新長屋
しんながや

[現在地名]佐倉市裏新町うらしんまち

町組まちぐみの西に位置する城外の侍屋敷地で、台地上に立地。北は成田道に沿うしん町のうち二番にばん町。稲葉正知時代の佐倉城府内之図(佐倉市蔵)には宮小路みやこうじ、嘉永元年(一八四八)の佐倉新町分間絵図(佐倉市史付図)にはうら町、万延元年(一八六〇)の佐倉城実測図(佐倉史談付図)にはシンナガヤとみえる。土井利勝時代・堀田正信時代には侍屋敷であったが(「佐倉城絵図」鷹見家蔵・明暦三年「佐倉屋鋪割絵図」佐倉厚生園蔵)、松平乗邑時代には小役人長屋が置かれ(「佐倉城絵図」篠丸家蔵)、堀田正愛時代には新長屋・大部屋長屋があった(「佐倉城絵図」佐倉市史付図など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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