新香(読み)シンコ

デジタル大辞泉 「新香」の意味・読み・例文・類語

しん‐こ【新香】

《「しんかう」の音変化》新しい香の物。新漬け。また、一般に、漬け物こうこう。こうこ。おしんこ

しん‐こう〔‐カウ〕【新香】

しんこ(新香)」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「新香」の意味・読み・例文・類語

しん‐こ【新香】

〘名〙 (「しんこう(新香)」の変化した語) 新しい香の物。新しいつけもの。また、広く一般に、つけものをさしていう。おしんこ。こうこ。
※東京風俗志(1899‐1902)〈平出鏗二郎〉中「香(かう)の物を『しんこ』といふ」

しん‐こう ‥カウ【新香】

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「新香」の解説

しんこ【新香】

漬物。漬物一般をいうが、新しい漬物の意で用いることもある。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の新香の言及

【漬物】より

…室町期には,香(こう)の物,奈良漬といったことばが現れてくる。前者は,みその異名を〈香(こう)〉というところから,本来はみそ漬をいったことばだとされるが,漬物の総称として使われるようになり,香香(こうこう),新香(しんこう),おこうこ,おしんこなどとも呼ばれるようになった。後者は,名酒の産地であった奈良のかす漬を他地方のかす漬と区別して呼んだ名と思われるが,これもまもなく野菜のかす漬の別称のようになった。…

※「新香」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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