方県郷(読み)かたがたごう

日本歴史地名大系 「方県郷」の解説

方県郷
かたがたごう

和名抄」所載の郷。方県郡について刊本郡部は「加多加多」とよむ。大宝二年(七〇二)の御野国戸籍(正倉院文書)の「肩県郡肩々里」の故地であろう。和銅六年(七一三)から神亀三年(七二六)にかけての郡郷名の好字への統一、およびそれ以後の郷里制、そして郷制への移行により方県郷とされたものとみられる。郡名と一致することから郡の中心的な郷とみられ、戸籍にみえる奴婢五九人を含む九六の戸口数をもつ国造大庭の戸の存在も、それを彷彿とさせるものがある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む