精選版 日本国語大辞典 「旗差し」の意味・読み・例文・類語
はた‐さし【旗差・旗指】
- 〘 名詞 〙
- ① 合戦の場で大将の旗を馬に乗って持つ侍。旗手(きしゅ)。旗持ち。旗とり。
- [初出の実例]「旗さしはきぢんの直垂に、小桜を黄にかへいたる鎧きて、黄河原毛なる馬にぞのったりける」(出典:平家物語(13C前)九)
- ② 「はたさしもの(旗差物)」の略。
- [初出の実例]「両大将の馬しるしおば、はたさし共に、つな、きん時ひっさげ」(出典:浄瑠璃・宇治の姫切(1658)四)
〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...
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