日ロ戦略対話(読み)にちろせんりゃくたいわ

知恵蔵 「日ロ戦略対話」の解説

日ロ戦略対話

安倍政権以降、日ロ間の政治的関係を強化する両国関係での戦略的パートナーシップをさらに具体的にする動き。ロシアは2006年末から経済協力を目指して対日政策を高次に引き上げているが、11月のハノイにおいて日ロ首脳は共通の戦略的利益に基づくパートナーシップの構築をうたった。これを受けて07年から次官級での戦略対話が設けられることとなっている。これは日ロ関係をグローバルな次元で、かつ戦略的に引き上げることを目指すものであって、イラク問題や北朝鮮核問題を議題にしているほか、領土問題やエネルギーについてなど2国間の問題も検討している。07年1月以降は谷地外務次官の訪ロにより、対話が進展している。

(下斗米伸夫 法政大学法学部教授 / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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