日出の石門(読み)ひいのせきもん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「日出の石門」の意味・わかりやすい解説

日出の石門
ひいのせきもん

愛知県伊良湖岬(いらごみさき)の骨山(ほねやま)(112メートル)下の磯(いそ)にある奇岩。秩父中・古生層からなる巨岩断層割れ目海食洞ができたもので、沖の石門と岸の石門と二つある。元旦(がんたん)の初日を石門から拝むというのが有名。近くにある幕末建造の砲台跡には島崎藤村の「椰子(やし)の実」の詩碑がある。

[伊藤郷平]


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