日向古文書集成(読み)ひゆうがこもんじよしゆうせい

日本歴史地名大系 「日向古文書集成」の解説

日向古文書集成
ひゆうがこもんじよしゆうせい

一冊 宮崎県編 昭和一三年刊

構成 第一類(大光寺文書・富山文書・土持文書・島津伯爵所蔵文書・町田文書・金剛寺文書・秋月文書・田尻文書・霧島神宮文書・樺山文書・揖宿文書・伊東文書・垂水氏旧蔵伊東文書・長谷場文書・比志島文書・行縢神社文書・島津男爵家所蔵文書・青島神社文書・伊勢文書・義門寺文書)、第二類(新編禰寝氏世録正統系図所収文書・入田系図所収文書・薩藩旧記所収文書・樺山文書・新納文書・重久文書・牛屎文書・池端文書・肝付文書・藤野文書・諏訪文書・藤原文書・富満文書・出水文書・莫根文書・執印文書・権執印文書・本田文書・山田文書・柿木原文書・川上文書・寺尾文書・種子島文書・入来院文書・岩切文書・肝付鏡存坊文書・伊集院文書・加久藤二之宮神社文書・大日寺文書・龍福寺文書・稲荷寺文書・長福寺文書・法華嶽寺文書・飯野瑞山寺文書・飯野満足寺文書・鹿屋文書・土持文書・島津文書・伊東家古文状・日向記所収伊東文書)、第三類(伊賀国古文書・東寺文書・政所惣検校益永家職掌証文写并諸事・宇佐八幡大神宮御造営中古証類・前田侯爵家所蔵文書・丹羽安国寺文書・志賀文書・天竜寺造営記録・妙本寺文書・後藤家古文書・大友文書・五条文書・阿蘇文書・相良文書・島津侯爵家所蔵文書・島津侯爵家所蔵樺山文書・色川島津文書・北郷文書・中村文書・野辺文書・鬼束文書・山田文書)

解説 昭和六年に編纂が開始され、約八年がかりで宮崎県が初めて刊行した史料集。全体が三類に分けられるが、第一類は県内にある古文書、第二類は「薩藩旧記」や「日向記」などの旧記類、第三類は県外に遺存する古文書をまとめたもの。八五四点の史料のほとんどが慶長年間以前の中世文書で、近世文書も数十点含まれており、宮崎県の中・近世を研究するうえで第一級の史料集である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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