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日想観 にっそうかん

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大辞林 第三版の解説

にっそうかん【日想観】

〘仏〙 西に沈む太陽を見て、その丸い形を心に留める修行法。極楽浄土を見る修行の一部で、観無量寿経に記される。日想。

出典|三省堂
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世界大百科事典内の日想観の言及

【四天王寺】より

…出雲聖人の主導した百万遍念仏は,貴賤をとわず,道俗男女が一定期間参詣して念仏し,鳥羽法皇や藤原忠実・頼長らも参加した。西門外の海は極楽への道として,夕日に浄土の想いをはせる日想観(につそうかん)を修し,入水往生を遂げる聖や尼が少なくなかった。《梁塵秘抄》に往生の聖地としてうたわれ,往生伝や《今昔物語集》などの説話に,往生を願う人びとや四天王寺での往生が記される。…

【信徳丸】より

…能の《弱法師(よろぼし)》もまた忘れてはならぬ作である。さる人の讒言とあって継母の姿はないが俊徳丸の名が見え,天王寺の西門,右の鳥居を舞台とする日想観(につそうかん)信仰が取り入れられ,盲目の俊徳丸の心眼に映る四方の景観が,そのまま悉皆(しつかい)成仏の浄土を思わせる美しさに輝く。盲目なるがゆえに可能な法悦としてそれは描かれており,開眼ではなく,盲目を選びとることによって即身成仏的な至福の世界を心眼に納めとるという逆の演出法に成果を示している。…

【彼岸】より

…しかし《宇津保物語》《源氏物語》などに彼岸の語がみえるので,平安中期には彼岸や彼岸の仏事が定着していたことがわかる。浄土教が興隆してからは,彼岸の仏事に日想観や念仏など浄土教的なものが顕著になった。四天王寺の西門が極楽の東門に向きあっているとの信仰があり,平安末期以降,彼岸に四天王寺西門の落日を観ずる風習が盛んであったが,浄土教信者にさらに影響を与えたのは唐の善導の《観経疏》第三であった。…

※「日想観」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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