日本大百科全書(ニッポニカ) 「日本信用情報機構」の意味・わかりやすい解説
日本信用情報機構
にほんしんようじょうほうきこう
消費者金融業者などが共同運営する個人信用情報機関。英語名称はJapan Credit Information Reference Center Corp.で、略称JICC。1986年(昭和61)に株式会社日本情報センターとして設立され、2009年(平成21)4月、全国信用情報センター連合会に加盟する33の情報センターから事業を承継し、商号を変更して発足した。同年8月、株式会社シーシービーを吸収合併して、国内で唯一全業態を網羅する信用情報機関となった。所在地は東京都千代田区神田東松下町。消費者金融会社のほか、信販会社、流通系・銀行系・メーカー系のカード会社、保証会社、リース会社など与信事業を営む幅広い事業者1433社が加盟し、3億0879万件の信用情報を保有している(2014年2月末時点)。同じく信用情報機関の全国銀行個人信用情報センター、シー・アイ・シー(おもに割賦販売事業者などが会員)と情報提携している。
[編集部]