日本文壇史(読み)ニホンブンダンシ

デジタル大辞泉 「日本文壇史」の意味・読み・例文・類語

にほんぶんだんし【日本文壇史】

日本明治から大正時代の文壇史をまとめたもの。伊藤整により昭和27年(1952)連載開始。連載は昭和44年(1969)に伊藤が没するまで続き、18巻まで刊行。その後は友人瀬沼茂樹に引き継がれ、昭和51年(1976)連載終了。全24巻。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の日本文壇史の言及

【伊藤整】より

…また《小説の方法》(1948)は,私小説を中心とする日本の近代小説の性格を西洋と比較しながら理論的に解明した画期的な評論である。50年,D.H.ロレンスの《チャタレー夫人の恋人》を訳して裁判沙汰になった(チャタレー裁判)が,その後も《若い詩人の肖像》(1956),《氾濫》(1958),《変容》(1968)などの長編を世に送る一方,《日本文壇史》全18巻(1953‐72刊)の偉業を残した。【曾根 博義】。…

※「日本文壇史」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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