日本洞上聯灯録(読み)にほんとうじょうれんとうろく

改訂新版 世界大百科事典 「日本洞上聯灯録」の意味・わかりやすい解説

日本洞上聯灯録 (にほんとうじょうれんとうろく)

日本曹洞宗の僧伝。全12巻。著者は江戸青山の青松寺第20世嶺南秀恕(れいなんしゆうじよ)で,30余年間におよぶ資料収集を行ったうえ,1727年(享保12)道元以下743人の僧伝執筆を完了,その出版は15年後の42年(寛保2)であった。嶺南は《日域洞上諸祖伝》(1693)など,それ以前の僧伝の誤りや不足部分を検討し補訂することに努力し,各巻末に〈考証〉を付した。《大日本仏教全書》《曹洞宗全書》に収録
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 竹貫

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android