日本経済史(読み)にほんけいざいし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日本経済史」の意味・わかりやすい解説

日本経済史
にほんけいざいし

日本の経済的文化の発展,進歩の沿革史。経済学の一分野。日本が島国であることによって,諸外国の経済史研究と比べた場合いくつかの著しい特徴がある。第1には民族の単一性すなわち経済主体の連綿性があげられる。第2に経済地域の不変性,第3に大陸文化を模倣したにとどまらず吸収消化し,日本的に再生産したことなどにみられる経済素質の適応性,ほかがあげられている。日本経済史研究は,戦前戦後一貫してマルクス経済学の方法に依拠する研究者によって主導されてきたが,1960年代以降はいわゆる近代化論の立場からの研究が盛んになり,近年は数量経済史,社会史などの新しい方法による研究が注目されてきている。

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