日高 秩父(読み)ヒダカ チチブ

20世紀日本人名事典 「日高 秩父」の解説

日高 秩父
ヒダカ チチブ

明治・大正期の書家



生年
嘉永5年12月5日(1853年)

没年
大正9(1920)年4月19日

出生地
下野国栃木町(栃木県)

別名
号=梅渓

経歴
明治初年東京に出て学を修め、8年陸軍省に勤務。ついで奈良県、東京府を経て、宮内省に転じ、32年梨本宮家令に任じられる。36年内大臣秘書官を兼ね、さらに侍従職兼務、40年大臣秘書官となり小松宮家令、梨本宮御用掛を兼任した。和漢に通じ、とくに書は長三洲に学び諸学校の教科用習字帖に選ばれるほどだった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android