コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

宮内省 くないしょう

6件 の用語解説(宮内省の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

宮内省
くないしょう

(1) 令制における八省の一つ。太政官右弁官局に属し,1職,4寮,13司を管し,宮廷庶務を司った。 (2) 明治2 (1869) 年の太政官制改革によって設置された。 1885年内閣制度の実施によって他の行政官庁から独立し,皇室の庶務のみを取扱う機構となり,長官は大臣となった。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

くない‐しょう〔‐シヤウ〕【宮内省】

律令制で、太政官(だいじょうかん)八省の一。皇室の庶務・土木・用度などを取り扱った。
明治2年(1869)に設置され、皇室関係の事務を取り扱った官庁。→宮内庁

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

宮内省【くないしょう】

(1)律令制八省(はっしょう)の一つ。宮中の庶務を担当。大膳職(だいぜんしき)など1職・4寮(りょう)・13司(し)を管轄。皇室の各種の家政機関を総括。被官諸司は9世紀初め大幅に整理された。
→関連項目大炊寮学習院掃部寮官田君が代宮中顧問官玉音放送内蔵寮諸陵寮大膳職典薬寮主殿寮氷室元田永孚

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

くないしょう【宮内省】


[古代]
 令制の八省の一つ。職員は,卿,大・少輔各1人,大丞1人・少丞2人,大録1人・少録2人,史生10人,省掌2人など。所属官司は,大膳職大炊(おおい)寮内膳司造酒司,園池司,主水(もいとり)司,筥陶(はこすえ)司,主殿(とのも)寮,主油司,内掃部(うちのかにもり)司,正親(おおきみ)司,官奴司,采女(うねめ)司典薬寮,内染司,木工(もく)寮,鍛冶司,土工司の1職4寮13司である。養老令での職掌は大膳職収納の調雑物,大炊寮収納の舂米(しようまい)の出納,供御(くご)稲粟等のための官田の経営,供御の食料生産と食膳や諸国から天皇へ貢進される珍味(贄(にえ)など)の食料の奏宣とするが,その前の大宝令では女丁の諸官司への分配も定められていた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

くないしょう【宮内省】

律令制の八省の一。太政官の右弁官に属し、宮中の衣食住を中心とする大膳職・木工寮・大炊寮などを管轄。
1869年(明治2)設置され、宮中事務をつかさどった官庁。 → 宮内庁

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

宮内省
くないしょう

(1)古代官制における八省の一つ。太政官(だいじょうかん)右弁官に属し、令制(りょうせい)下では1職(しき)、4寮、13司を管し、宮内卿(きょう)以下が宮廷庶務のいっさいをつかさどった。
(2)近代では皇室事務の所管官庁。1869年(明治2)古代大宝令に準拠した太政官(だじょうかん)制により新設。長官は宮内卿。73年庶務、出納、内膳(ないぜん)、内匠、調度、御厩の6分課が定められた。85年内閣制度実施により、宮中と行政各官庁との区別がなされ、翌年の改革で、大臣官房以下、5職、6寮、4局が置かれた。89年に官制がより整備拡充され、大臣官房ほか、侍従、式部、皇太后宮、皇后宮、大膳の5職、内蔵、主殿、図書、内匠、主馬、諸陵の6寮、御料、爵位、侍医、主猟、調度、帝室会計審査の6局が置かれた。宮内大臣の職責は皇室に関するいっさいの事務を総判し、かつ華族を監督するものとされている。1946年(昭和21)部局縮小、49年宮内庁となり総理府(現内閣府)の管轄下となった。[佐々木克]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の宮内省の言及

【二官八省】より

…日本古代の律令制の官庁組織をいう語。狭義には太政官(だいじようかん),神祇官(じんぎかん)の二官と中務(なかつかさ)省式部(しきぶ)省治部(じぶ)省民部(みんぶ)省兵部(ひようぶ)省刑部(ぎようぶ)省大蔵(おおくら)省宮内(くない)省の八省を指すが,広義には,この二官・八省に統轄される八省被管の職・寮・司や弾正台(だんじようだい),衛府(えふ)などの中央官庁および大宰府(だざいふ)や諸国などの地方官庁を含む律令制の全官庁組織の総体をいい,ふつうは後者の意味で用いる。このような官庁組織は,7世紀後半から8世紀初めにかけて形成された。…

【宮内省】より

…また,贄の検納(内膳司や贄殿に収納),内親王と妃・夫人・嬪の家令(かれい)の考文の作成と式部省への送付などの職務もあった。《日本書紀》天武9年(680)に宮内卿・宮内官大夫の官職が見え,朱鳥1年(686)天武天皇の葬送に〈宮内事〉を誄(しのびごと)したとあり,天武朝には前身官司が形成され,大宝令に至り宮内省が成立したことがわかる。曹司は,平城宮ではいわゆる第2次内裏の東外郭南半部に推定される。…

※「宮内省」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

宮内省の関連キーワード治部省中務省兵部省民部省官省軍監八省官掌二官八省

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

宮内省の関連情報