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栃木県 とちぎ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

栃木県
とちぎ

面積 6408.28km2。人口 200万7683(2010)。年降水量 1493.1mm(宇都宮市)。年平均気温 13.8℃(宇都宮市)。県庁所在地 宇都宮市。県木 トチノキ。県花 ヤシオツツジ(→ツツジ)。

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デジタル大辞泉の解説

とちぎ‐けん【栃木県】

栃木

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日本の地名がわかる事典の解説

〔栃木県〕栃木〈県〉(とちぎ〈けん〉)


関東地方北部に位置する内陸県。
北は福島県、東南は茨城県、南は埼玉県、南西は群馬県に接する。東京から60~160km圏に位置し、交通至便で、東京との経済的な結びつきも強い。昭和30年代後半から宇都宮(うつのみや)市・小山(おやま)市を中心に電機・自動車など内陸型工業の集積が進み、農業県から工業県へと急速に変貌(へんぼう)した。人口198万8755。面積6408.28km2。人口密度310.34人/km2。管轄市町村は14市12町。県庁所在地宇都宮市。県花はヤシオツツジ。
歴史を見ると、後期旧石器時代の向山(むこうやま)遺跡(栃木市)・上林(かみばやし)遺跡(佐野(さの)市)などが発見されているほか、縄文時代・弥生時代の遺跡が県内に点在する。大化(たいか)の改新により下野(しもつけ)国が成立し、蝦夷(えみし)対策の後方基地の役割を担う。平安時代後期には、武士団の勃興(ぼっこう)が著しく、平将門(たいらのまさかど)の乱を平定した藤原秀郷(ふじわらのひでさと)の一族が土着し活躍した。鎌倉幕府成立後は那須(なす)氏・宇都宮(うつのみや)氏・小山(おやま)氏・足利(あしかが)氏が巨大勢力に発展し、とくに足利尊氏(たかうじ)を出した足利氏は南北朝時代の動乱期の政治情勢に多大な影響力を与えた。近世に入ると旧勢力が払拭(ふっしょく)され、多数の小藩、幕府直轄領、旗本知行地などが分立。北関東の要衝として江戸に通じる奥州(おうしゅう)街道・日光(にっこう)街道も整備され、農村では商品作物生産が発展した。1871年(明治4)の廃藩置県を経て同年中に栃木県・宇都宮県の2県に統合。1873年に両者が合併し、次いで南西域の一部が群馬県に帰属して下野一国が県域となった。明治中期の足尾(あしお)銅山鉱毒事件は社会問題化して、全国的な関心をよんだ。
地勢を見ると、北西部の山岳地帯と北東部の八溝(やみぞ)山地、その間に開けた平地に大別され、全体に南に向かって傾斜する。北部から西部は県境を帝釈(たいしゃく)山脈・足尾山地が連なり、その間に那須(なす)・高原(たかはら)・日光(にっこう)の火山群がある。日光火山群には県最高峰の白根(しらね)山や男体(なんたい)山、中禅寺(ちゅうぜんじ)湖がある。八溝山地は丘陵性のなだらかな山容を示し、茨城県境を南北に延びる。平地は北部に那珂(なか)川とその支流がつくった複合扇状地の那須野原(なすのはら)が広がる。その周辺を小貝(こかい)川・鬼怒(きぬ)川などが南流、群馬県から流入する渡良瀬(わたらせ)川は、県南端の渡良瀬遊水池を経て利根川に合流する。気候は、太平洋岸式気候区に属するが、一日の気温差が大きく、冬に乾燥して夏に湿度の高い内陸性気候を示す。群馬県同様、落雷が多い。冬季は「男体おろし」「那須おろし」とよばれる乾燥した季節風が強い。
産業は、第二次産業の就業者数の割合が全国上位で、製造業に傾斜した産業構造に特色がある。繊維・食品・製材などの軽工業が中心であったが、近年は製造品出荷額の多くを機械工業が占め、輸送用機器・情報通信機器・一般機械・電気機器・精密機器・金属・食品工場などが多数立地する。X線装置など医療用機器類・医薬品の製造も盛ん。鉱業は、佐野市葛生(くずう)地区のドロマイト(苦灰石)・石灰石、宇都宮市で産出される建築用材の大谷石(おおやいし)がある。首都圏の食料供給地として稲作・畑作・酪農を柱とする農業が盛んだが、都市近郊では工場・住宅・ゴルフ場などへ農地の転用も進んでいる。イチゴ・オオムギ・ニラ・干瓢(かんぴょう)・コンニャクの出荷高は全国有数。生乳の生産量も多い。森林資源にも恵まれてスギ・ヒノキなどを生産。伝統産業は、小山市などでの結城紬(ゆうきつむぎ)、益子(ましこ)町などでの益子焼などがある。
観光では、日光国立公園には、1999年(平成11)に世界遺産文化遺産)に登録された東照宮(とうしょうぐう)・輪王(りんのう)寺・二荒山(ふたらさん)神社などの日光の社寺や、日光火山群の山々、中禅寺湖・華厳(けごんの)滝・戦場ヶ原(せんじょうがはら)などの変化に富んだ景勝地があり、国際的な観光地として人気をよぶ。奥鬼怒(おくきぬ)・那須・塩原(しおばら)の各温泉郷、鬼怒川・川治(かわじ)・川俣(かわまた)の温泉観光地も同公園域に含まれ、登山や探勝の拠点となる。鹿沼(かぬま)市では鹿沼今宮神社祭の屋台行事、発光路(ほっこうじ)の強飯式(ごうはんしき)、泣き相撲の伝統行事が行われる。また佐野市には、前橋市の青柳大師(あおやぎだいし)、川越(かわごえ)市の川越大師とともに関東三大師の一つとして知られる佐野厄除け大師(惣宗(そうしゅう)寺)があり、正月には多くの初詣客が訪れる。
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