旧中田村地区
きゆうなかたむらちく
現郡山市の南東部に位置し、北から東は田村郡三春町・船引町・小野町に接する。阿武隈高地西麓の丘陵地帯で、西部を阿武隈川支流の大滝根川が南西流する。中世は田村庄に属し、中世末から戦国期にかけては紀州熊野新宮領田村庄六六郷に含まれた。近世には田村郡に属した。天正一八年(一五九〇)会津領となり、赤沼・高倉・上石・海老根・下枝・牛縊本郷・黒木・木目沢の八ヵ村は寛永四年(一六二七)三春藩領、正保元年(一六四四)幕府領と変遷、同二年から三春藩領となる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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