旧館(読み)キュウカン

デジタル大辞泉 「旧館」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐かん〔キウクワン〕【旧館】

以前からある、古いほうの建物。⇔新館
[類語]新館別館

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「旧館」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐かんキウクヮン【旧館】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 古い建物。とくに、同じ用途の新しい建物(新館)ができたときに、古い方の称。
    1. [初出の実例]「禁断諸国司等不旧舘更作新舎」(出典:続日本紀‐天平一五年(743)五月丙寅)
    2. 「ただ一棟の旧館から兼愛園をはじめた時以来の親しい景色のはずだった」(出典:堕落(1965)〈高橋和巳〉二)
  3. 以前住んでいた建物。
    1. [初出の実例]「是、庄司が旧舘也」(出典:俳諧・奥の細道(1693‐94頃)佐藤庄司旧跡)
    2. [その他の文献]〔張衡‐家賦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android